今回ご紹介するお車はこちら、「エクシーガ、クロスオーバー7」

全体的にウォータースポットがひどく、ボディは白ボケ、ベッドライトも酷くくすんでいます。今回はボディコーティングとベッドライト磨きのご依頼です。



まずは、ボディ全体を徹底的にクリーニング。 ドアヒンジやグリルなど細かい部分も丁寧にブラッシングしたのち、脱脂シャンプーで油分を落とし状態を確認します。

今回ははじめにベッドライトの研磨作業から行いました。左右共にクリアが剥がれてしまっているため、ペーパーをあてコンパウンドで徹底的に磨きあげます。この磨き作業により中途半端に磨き傷を残すと、再び黄ばみが発生しやすくなるため、当店では片側約1時間~2時間程度かけて傷を丁寧に除去していきます。


ここで作業時のポイント。当店ではマスキングテープを2種類用意しています。黄色のマスキングを使う業者がほとんどですが、バンパーなどをマスキングする際は、低粘着タイプのものを下地に使用し、その上に粘着のあるマスキングをすることで、テープを剥離した際の塗装剥がれのリスクを最小限に抑えます。些細なことですが、カーディテイリング業を行う上では必ず必要なアイテムです。

下記が完成画像です。研磨前と研磨後の状態を是非比べてみてください。内側にさえくもりが発生していなければ、研磨のみでここまで復元できます。



ベッドライトのお次はいよいよコーティング前のボディ研磨です。ブースに入れてみるとよくわかりますが、シミと傷で本来のカラーがくすみ、白ボケしてきれいに見えなくなっています。
当店では県内でも数少ないコーティング施工ブースを完備しています。



中古車のボディコーティングを行う場合、研磨により光沢を復元します。コーティング剤で得られる光沢や艶は1割程度です。そのため、いかに下地処理に時間をかけるかで仕上がりが大きく異なります。またコーティング施工前には2度の脱脂作業を行います。ただ塗り込まれただけのカーコーティングでは中古車はキレイになりません。
完成後はこちらになります。








白ボケていたネイビーカラーも色鮮やかに復活。入庫時と比べても光沢が格段に増しました。今回の作業はベッドライトを含めたため、約20時間の作業内容となりました。
コーティング施工後は太陽光でコーティングのムラを最終確認し、すべての作業が完了です。


【岐阜県東濃】
中津川市、恵那市、瑞浪市、土岐市、多治見市