ディーラーコーティングが撥水しなくなる理由

なぜ撥水効果がすぐに弱まるのか

5年耐久であっても、ディーラーや販売店で行うコーティングはなぜ撥水効果がすぐに弱まるのか。
これはコーティング剤だけに問題があるのではなく、下地処理や作業環境に大きな問題があります。

施工後、半年もしないうちに撥水しなくなる一番の原因は、コーティング剤がしっかり定着していないためです。
それではなぜ、コーティング剤が定着しないのでしょうか。

【コーティング剤が定着しない主な要因】
研磨をしていないため、塗装表面が整えられていない。
研磨はしているが、その後の脱脂作業を行っていない。

上記の他、作業環境にも大きな原因があります。
屋外で施工している。(気温、湿度に関係なく施工)
施工後の硬化時間をもうけていない。(施工後雨でもすぐに納車など)


コーティングは板金塗装と同じ原理

コーティングの施工は板金塗装と同じ原理です。
塗装面が凸凹の状態では、塗料が定着せず、また油分があれば塗料を弾いてしまいます。

本来、コーティング施工時も板金塗装のように下地の状態を完璧に整えなければなりませんが、簡易的なコーティングの普及で、安易な施工方法が一般的に広く認知されてしまいました。

そのため「キレイに見えればそのまま施工しても大丈夫だろう」という軽率な考えの中、コーティングを行う施工店が無数に存在しています。

ただ塗り込まれただけのコーティングでは効果が最大限に発揮されないため、なんの意味も持たないコーティングとなってしまいます。


脱脂作業について

中古車販売時に多い事例として、研磨後に下地処理の中でもっとも重要な「脱脂作業」が行われていない場合があります。
この理由の多くは、作業者が「脱脂作業の必要性を知らない」ためにおこります。

研磨後の脱脂作業は、油分をすべて取り除く作業になります。
つまり、コンパウンドに含まれる油分もすべて取り除くと言うことです。

「ノンシリコン・ノンワックス」のコンパウンドを使用すれば、脱脂の必要がないと勘違いをしている方がたくさんみえますが、「ノンシリコン・ノンワックス」が表記された水溶性コンパウンドを使用した場合でも、潤滑剤と呼ばれる油分が微量に含まれています。
この油分がなければ、バフが回転する際に焼き付きを起こしてしまい、うまく磨くことができません。

「ゼロシリコン・ゼロワックス」の水性コンパウンドのように、油分を含まないコンパウンドももちろんありますが、水性コンパウンドは熟練された専門店以外ではまず使いこなせません。
そのためほぼ100%と言っていいほど、ディーラーや販売店では、油分を含んだコンパウンドを使用しています。

しかし油分を含むコンパウンドを使うこと事態には、なんの問題もありません。
油溶性コンパウンドも用途に合わせた幅広い場面での使用が可能です。

ここで問題なのは、その油分によって傷が誤魔化されてしまうということです。

ワックスが分かりやすい例です。
ワックスには油分が大量に含まれているため、施工直後は傷を埋め、素晴らしい艷がでます。
しかし洗剤を使用した洗車を行うことで、そのワックス成分が流れ落ちてしまいます。

コンパウンドの油分も脱脂をすることで流れ落ちます。
すると、磨いてキレイになったはずのボディから傷が浮き上がります。



研磨作業について

■️脱脂作業をすれば、傷は一切誤魔化せない。
■️脱脂をしなければ、コーティング剤は定着しない。


それではどうしたら脱脂後も、傷の残らないコーティングができるのでしょうか。
これには短時間で行う軽研磨ではなく、時間と手間をかけた研磨作業が必要となります。

一般的に傷は研磨作業で「消す」と思われていますが、一度ついた傷は消えることはありません。
消えたように見えるのです。

コンパウンドを使用しての磨きは傷を消すのではなく、傷をつける作業です。

研磨によって傷を消すという表現を使っている施工店は、磨きの本質をおそらく知りません。
だから何度やってもキレイに磨けないのです。

磨きとは細かい傷を重ね、深い傷を浅い傷へと置き換えていく作業です。
そして目視できないレベルまで仕上げることで、はじめて傷が消えたように見えます。

この作業を行うには、コンパウンドによって自らつけた傷を、正しく判断できなければいけません。
そのため専門店では傷の深さを見極め、その傷にもっとも適したコンパウンドを使用します。

さらに塗装の厚みには限界があるため、いかに研磨回数を減らし、最短でベストコンディションにもっていくのかを常に考えながら作業を行っています。

脱脂をしても傷戻りしないのは、脱脂をしても傷が見えないレベルまで仕上げているからです。
そして脱脂をすることで、傷の最終確認をするとともに、コーティング剤を定着させるための最終下地処理を完成させます。


最後に

私たちAGcreateは、「本物」の技術を提供できるカーコーティング専門店を目指しています。
私たちがいう「本物」とは、コーティング自体のことではなく、それを行う技術力のことです。

コーティングは施工する技術力があってこそ、はじめて最大限の効力を発揮します。
また
コーティングを長く持続させるには、メンテナンスが必要不可欠です。

コーティングが正しく施工されており、尚且つ定期的なメンテナンスを行っていれば効果は長期間持続します。


コーティングをご検討中のお客様へ


コーティング選びを失敗しないためにも、どうかお客様自身の目と耳で、確かな情報収集をしてください。
コーティング選びはお店の知名度ではなく、確かな知識と技術を持った施工店をお選びください。

高額なガラスコーティングの施工料金の大半は「技術料」です。
コーティング施工料金にも、車検や整備と同じく、料金に対する「内訳」が必要です。


技術料を明記した参考資料[コーティングの施工料金の内訳]をご覧ください。
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参考資料には、弊社取り扱いの「ECHELON Zen-Xero Dynamic」をご用意致しました。
エシュロン最高峰のガラスコーティングです。


作業内容に関しましては、[入庫から作業完了までの流れ]をご覧ください。

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