今回ご紹介するお車はこちら、スバル「フォレスター」

今回はリアガラスのスプレー除去と、左側のみのヘッドライト磨き、ボディコーティングの3つのご依頼です。ご入庫時に右側のヘッドライトは新品交換済み、またボンネットも板金済みとのことです。
板金後のボンネットの状態を屋外で確認しましたが、ボンネット全体が磨き傷によるオーロラだらけです・・・。

修理はディーラーに出されたとのことですが、おそらく下請け会社の仕事だと思います。
ただ、この状態で作業を完了し納品する下請け会社の品質も問題ですが、それ以上にこの仕上りでO.Kを出してお客様へ納車するディーラーの対応もどうなのでしょうか・・・。
さてまずはいつも通り脱脂シャンプーにて全体のクリーニングから作業開始です。

クリーニング後のボンネットは、ブース内で確認すると屋外で見えた以上の磨き傷が発見できました。この磨き傷はコーティング前の研磨ですべて除去します。本来はお金をもらっている以上、板金塗装後に除去できていなければいけない傷です。


ご依頼のあったリアガラスは、自家塗装により塗装がガラス全体についてしまっています。まずは簡単な作業から開始します。リアガラスについてしまった塗装はスクレーパーで削り落とし、その後ガラス用のコンパウンドで研磨し作業完了です。


続いてヘッドライトの研磨作業です。クリアが剥げてしまっているため、ペーパーを使用し表面を整えます。その後、数回コンパウンドを使用し研磨を重ねながら光沢を復元します。


完成後はこちら。交換した右側のヘッドライトと同じとまではさすがにいきませんが、研磨によりここまで復元できました。念のため一度屋外で仕上がりを確認します。

続いてボディ研磨とコーティングです。磨き傷(オーロラ)は研磨の段階ですべて除去します。当店ではカラーが例え黒色のソリッドカラーであってもオーロラと呼ばれる磨き傷は一切残しません。トヨタ202ブラックカラーや、塗装が柔らかく研磨しずらいN-BOXなどのホンダ車もお任せください。もちろん塗装の硬いBMWなどのドイツ車などもご対応可能です。

研磨後は2度の脱脂作業を行います。 まずは脱脂洗車でコンパウンドの粉をすべて洗い落とします。次にIPAを使用して1パネルずつ脱脂を行います。


完成後はこちら。全体的に光沢が増したことでカラーに本来の深みがでました。





今回の作業は、ヘッドライトに2時間弱、ボディ研磨+コーティングに10時間の計12時間の作業内容となりました。雨の切れ間を見計らって屋外で最終確認しすべての作業が完了です。
